DISCOVER JAPANの駅スタンプが描かれた国鉄戸倉駅改修落成記念急行券 | ||||||||||||||||||
千曲川の畔に位置する、信州の戸倉上山田温泉は左岸にある上山田温泉と戸倉温泉、右岸にある新戸倉温泉の3つ温泉の総称。善光寺参りの精進落としの「いで湯」の街として年間を通して多くの宿泊客が訪れます。 城山ミニロープは、12名乗りの小型搬器が温泉街を見下ろす城山(じょうやま:標高612m)の山頂駅(城山駅)と温泉街の山麓駅(温泉駅)を3分で結んでいた1969年開業の民営の索道。 夜になると「戸倉上山田温泉」のネオンサインが灯る、温泉街のシンボルでもある城山は荒砥城という戦国時代の山城があった山で、現在は千曲市城山史跡公園として館や兵舎・櫓などが中世の史実に基づいて復元されています。 1965年(昭和40年)に、城山の山頂に善光寺の別院である城泉山観音寺が落慶すると、折からの高度成長の追い風に乗り城山の観光開発が進み、1967年には観音寺裏手の現在の史跡公園一帯に遊園地・サルの動物園・植物園・レストランなどの観光客向けの施設が完成します。 |
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【訪問記】2006年12月 ここを訪れた時はちょうど信州が舞台のNHKの大河ドラマ「風林火山」の放映が開始される直前だったため、史跡公園にはたくさんの幟が立っていました。 |
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道路から見えるゴンドラ発着所から、この索道の搬器はミニロープの名の通り、かなり小さなものだったことが解ります。一方、山麓駅だった「温泉駅」があった場所は、更地化(駐車場?)されていて、当時を偲ばせる物は何もありませんでした。
山頂一帯にはレジャー施設時代の面影がところどころに見られ、城跡公園に行く途中の枝道には植物園のゲートとチケット発券所、レジャー関連施設だったと思われる建物の遺構などが残っていました。 今回泊まった旅館の仲居さんが、チャキチャキタイプの気さくな人だったので、ロープウェイの話を聞こうと思い雑談の途中で、 私 「そう言えばここにはロープウェイが・・」(まだ言い終わってない) 仲 「ロープウェイはもう無いわよ!」 私 「あ・・いや、それは知ってるんですが・・いつ頃あったんですか?」 仲 「あたしが中学生の頃よ!」 私 「・・・そうですか・・(年齢わかりません)で、何でなくなったんですか?」 仲 「乗る人がいないからよ!」 私 「・・・・・・。」 と、インタビューは失敗に終わりました ; |
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開業当時の城山ミニロープ。 出典:上山田町編纂 「写真集 上山田の百年」 |
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